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身代わりH

第9章 *印象

「えっ?あ…教室に戻りました!」




背ぇ高っっ!



声、低っっ!




拓真の圧倒的なオーラに圧され、ユミはどもりながら答えた。




後ろの先輩達や、果ては紅白試合中の内野手も固唾を飲んでこちらを見ている。




「あ、そうなんだ…ありがとな」




拓真はそう爽やかに微笑んで、昇降口の方へ歩き出した。




そして後ろにいた先輩達に、




「あ、最近斉藤の奴来てる?」




と話し掛けているのが聞こえた。

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