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身代わりH

第10章 *怒ってる?






その頃-…。




「えーっと…あった、コレだ」




あたしは誰もいなくなった教室で持ち物を揃えていた。




「あと、筆箱も…っと」




鞄の中から課題のプリントをつまみ出して教科書に挟むと、ガサゴソと筆箱を探す。




…早く戻らなきゃ、お兄ちゃんのゴール見損ねちゃう。




そんなことを思いながら用意を整えた時。




-コンコン。




開いていた教室のドアがノックされた。




「-…!-」

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