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身代わりH

第10章 *怒ってる?

驚いてお兄ちゃんを見上げると、グイッと顎を掴まれ、あっという間に唇を奪われた。




「んっ…!」




すかさずお兄ちゃんの舌が入り込んで来て、わけがわからないまま、体はカッと熱くなる。




…ここ…、教室なのに…っ!




「-んんっ…」




教室のドアは空いてるし、窓のカーテンは半開きだ。




いつ誰かに見られてもおかしくない状況に、焦って抵抗すると、くちゅ、と卑猥な水音を立てながら、ようやく唇が離れた。




「…はぁ…っ」




そしてお兄ちゃんはあたしの唇についた唾液を指でそっと掬うと、言った。

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