身代わりH
第11章 *勉強・・・っ?!
友達が来た時にお菓子とかちょっとしたものを置くために用意したテーブルは二人で使うのには小さすぎて、お兄ちゃんとの距離が一気に縮まる。
テーブルに背表紙を立てて読書を始めたお兄ちゃんの横顔はすぐそこにあって、ただでさえ不規則だった脈拍がさらにおかしくなる。
…ああ、どうしよう…全然集中できないよっ…。
-薄い唇…、逞しい肩…、静かな息遣い。
それらの全てが、いつもの淫らな行為を思い出させる。
『ほんとにいやらしい女だな、おまえは』
体を重ねる度に投げ掛けられる意地悪な言葉。
そんなことないって、自分では思っていたけど…、そうなのかもしれないっ…。
だって今、こんなにもお兄ちゃんに触れて欲しい…-。
そんな煩悩を追い出そうと、無理矢理頭を切り替えようとした時。
「…なんだおまえ、全然解けてないじゃないか」
と、お兄ちゃんの声。
テーブルに背表紙を立てて読書を始めたお兄ちゃんの横顔はすぐそこにあって、ただでさえ不規則だった脈拍がさらにおかしくなる。
…ああ、どうしよう…全然集中できないよっ…。
-薄い唇…、逞しい肩…、静かな息遣い。
それらの全てが、いつもの淫らな行為を思い出させる。
『ほんとにいやらしい女だな、おまえは』
体を重ねる度に投げ掛けられる意地悪な言葉。
そんなことないって、自分では思っていたけど…、そうなのかもしれないっ…。
だって今、こんなにもお兄ちゃんに触れて欲しい…-。
そんな煩悩を追い出そうと、無理矢理頭を切り替えようとした時。
「…なんだおまえ、全然解けてないじゃないか」
と、お兄ちゃんの声。