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身代わりH

第18章 *自分で?

お兄ちゃんは椅子に座りながらあたしを見上げた。




教卓の方が高いからあたしは自然とお兄ちゃんを見下ろす恰好になり…、あたしの腰の位置とお兄ちゃんの目線は同じ高さになる。




…こんなのっ…無理だよっ…。



「…は、恥ずかし…のっ」



あたしが涙目で訴えると、



「仕方ないな…」




お兄ちゃんはひとつ息を吐いて立ち上がった。




そしてあたしを教卓ごと持ち上げると、端まで移動させて黒板にもたれ掛かるように指示された。

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