テキストサイズ

身代わりH

第20章 *最後の夜

***




嫌な噂が広まって数日後の夜。




眠りに就こうとベッドに入ったあたしの耳に、ドアをノックする音が聞こえた。




-コンコン。



「-!-」



…お兄ちゃんっ?





あたしはパチッと目を開け時計を確認した。





この時間…お兄ちゃんだっ。





-お兄ちゃんは、いつもこの時間に無言でやって来る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ