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身代わりH

第22章 *告白

***




-…あれ…?




ゆっくりと瞼を開くと、そこには見慣れない天井。




…ここは…?




「…雅!大丈夫?!」




次第にはっきりしてきた視界の中に、突然ユミちゃんの顔が飛び込んで来た。




…鼻をつく消毒液の臭い。




ああ…あたし…倒れちゃったんだ…。




「…ユミちゃん…」




ここが保健室のベッドの上だということをようやく理解し、あたしは軽く微笑んだ。




「…うん…ごめんね、心配、かけて…」

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