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身代わりH

第22章 *告白

するとユミちゃんは、




「全然いいよ、気にしないで」




と明るく笑った後、




「それより…一体どうしたの?」




と口早に尋ねて来た。




「…たぶん、貧血だと思う」




あたしが呟くように答えると、




「そんなの、わかってるよ!そうじゃなくて、何があったのって聞いてるの!」




ユミちゃんは半ば怒ったように言った。




「…え?」




「とぼけないでよ、そんな毎日泣き腫らした目で学校来て…お昼だってほとんど食べてないでしょ?何があったの?」




「…………」

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