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身代わりH

第22章 *告白

「…そうだったんだ…」




さっき司書室で見てしまったことまで話終えると、ユミちゃんは大きく息を吐いた。




「…それはショックだよね…ていうか、今までよく頑張ったね」




そう言って優しく微笑んでくれたユミちゃんの言葉で、胸に支えていたものが少しなくなった気がした。




「で…雅はまだ先輩が好きなのね?」



「…うん…」



「…そっか…先輩は、どう思ってるのかなぁ…」




大きく首を傾げたユミちゃんに、あたしは自嘲的な笑みで答えた。




「…邪魔なんじゃないかな…。あたし…お兄ちゃんと違ってバカでトロいし、可愛くないし…きっとうざいんだと思う」




『バカに言われたくねーな』

『目障りなんだよ』




お兄ちゃんに言われた数々の暴言を思い出し、あたしは、ヘヘ、と愛想笑いを浮かべてユミちゃんを見た。

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