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身代わりH

第3章 *家に帰ると・・・

「白状しろよ。着替え途中にしたって、脱ぐ順番おかしいだろ」



お兄ちゃんは軽蔑したように冷たく言い放った。



「一人でエロいことしてたんだろ?オレと美紅の声聞いて」


「--…っ」



ふるふる、と力無く首を振る。



もう、恥ずかし過ぎて、死んじゃ
いたい。



これで、お兄ちゃんにも完璧に嫌われるし…。



と、俯いていた足元に、影ができた。



ふと見上げると-…すぐ近くに、不敵な笑みを浮かべたお兄ちゃんの整った顔があって。



「まあ、どんなに否定してもバレバレだけどな」



鋭い眼光に見据えられ、息を飲む。



「-…っっ」

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