テキストサイズ

身代わりH

第3章 *家に帰ると・・・

。…なんで…ほっといてくれないの?



もうイヤ…あたしのこと嫌いなら早く出てって…お願い。



そう強く祈った時、スッ、とお兄ちゃんの手が伸びて来て、あたしの頬に触れた。



-何…?



その意味がわからなくて、お兄ちゃんの顔を見つめる。



すると-…。



「-やらしい女」



意地悪な言葉の後に…、唇を塞がれた。



「-!!…」



温かな感触は、確かにお兄ちゃんのもので…、あたしは硬直した。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ