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身代わりH

第4章 *お仕置き

ードサッッ。



突然、お兄ちゃんの体がのしかかって来て、耐えきれずにあたしはベッドに倒れ込んだ。



シーツとお兄ちゃんの匂いが鼻を掠(かす)める。



「…ィヤ…っ…!痛い…っ」



両手首を頭上でひとまとめにして抑え付けられ、指が食い込んで鈍い痛みが走る。



「…大人しくするなら離してやる」



「…なに…するの?」



怯えながら聞くと、


「だから言ってんだろ、おまえは今から俺の彼女だ。…身代わりの、な。さっきの続きだよ」



と、さも当然かのように言う。



「…やだ…っ、そんなの…おかしいよっ」

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