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身代わりH

第4章 *お仕置き

「-…“お兄ちゃん”じゃない。“#タクマ#”だ。-美紅は“お兄ちゃん”なんて呼ばないからな」




「-っ!…」




-やっぱり、許してはくれないんだ…。




-シュルッ。




お兄ちゃんが緩くなっていたネクタイを解く。あたしは呆然とそれを見つめていた。




-まさか…。




「…っいや!…っだよぉっ!」




1本になったネクタイが手首に巻き付いて行く。
あたしの抵抗も虚しく、お兄ちゃんはやすやすとあたしの両手をベッドヘッドに固定した。




-イヤ…イヤだよ…。




あたしは涙を流しながらふるふると首を振る。




ギシ…。




自由になったお兄ちゃんの両手が頭の両脇に重心をかけ、お兄ちゃんの顔が近づいてくる。




「お兄ちゃんっ…イヤ-!-」

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