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身代わりH

第4章 *お仕置き

最後の懇願(こんがん)をやっと口に出した時、ぐいっと顎を掴まれ、再び口を塞がれた。




「-んんっ…!」



「大人しくしてろよ…“ミク”」



「-!!-」




わざと付け足したかのようなその言葉に、あたしの心臓が苦しくなった。




-本気…なの…?



本気で…あたしを…?



-嘘…だよね?




呆然と心の中で繰り返す。その間に、半開きになっていたブラウスの前が全開にされた。




「…ねぇ…嘘でしょ…?お兄ちゃん…嫌だよこんなのっっ!」




「…黙れ。そんなにバラされたいのか?」




「-…な…っ!」




何…言ってるの?

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