テキストサイズ

身代わりH

第5章 *崩れた関係

だから、何度も追い返そうと思った。




だけど-出来ない。




こんなこといけないって思っても…鋭い視線と、強引で逞しい腕をはねつけることなんて、出来なかった。




そうして、ある日の晩-。
あたしはバスタオル片手に、階段を下りていた。




…今日のトリートメントはこの間お母さんにおねだりして買ってもらったちょっと高めのやつにしよう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ