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オタクのペット

第2章 言う通りにしろ

「てめぇ、何してくれんだ」

「はぁ?!」

私は彼の静かに吐き捨てる暴言に、思わず顔を歪ませた。

「どうしてくれんだ、これ」

自分のアレを指差しするなっての!

知らんし!!

って、何で私を責める!

「いやらしい女だな、おまえって。この俺をこんな姿にしやがって」

逃げようとする私の腕を、強く掴んで永田は睨み付けながら言った。

「恥をかかした罰だ。責任もって処理しろ」

「しょ、処理って意味分かんないし!」

片方の手で私の両頬を、ガバッと鷲掴む。

「言う通りしろ」

私は膝まずき、顔に近付く上向きに硬くなった彼のアレに指を絡めた。

こんな事を、どうして私に要求するの?

先端の部分から、最初は浅く柔らかく指先で包むように優しくしごく。

そのうちに、ゆっくりと深めに上下に動かして一定のリズムでしごく。

「うまいじゃねぇか。いっそヘルスで稼いだらどうだ」

「ふざけないで!嫌々やってんの私は!」

私は視線をそらしたまま、ふてくされて手だけを動かす。

「見上げろ」

「嫌なこった」

「俺の言う通りにしろ、トシコ」

…!

「何で私の名前を…」

私は思わず見上げた。

その瞬間、手に力が入ってしまったのか、永田と目が合った。

「…んっ…イクッ…」

「へっ…?」

永田は眉を寄せ、同時に見上げた私の顔に精液をブッかけた。

どうしてくれんだ…。

それは、私のセリフなんじゃないの?


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