ドリームSEXカフェ
第9章 視線の快楽
ギィ…
『いらっしゃいませ。』
カウンター越しに女性店員が声をかけてきた…
店は普通の…カフェ…
『…お好きな席にどうぞ』
店内を見渡せば…客は俺だけ…
静かなカフェを満喫したかったから、俺は奥の窓際を選んだ
外の景色は…真っ暗で…見えない…
しかし、日中に来たとしても…路地裏の突き当たり…
綺麗な景色が有るとも思えない…
『ご注文はお決まりですか?』
「あ…ホットで甘め……
あっミルクティーを…」
『はい』
店員は微笑み…カウンターに戻った…
普通ではあるが…何故か…不思議な雰囲気に…店員を目で追った…
変わった動きはないので…
外を見ようと…窓に目を移す…
ガラスには…鏡の様に自分と…店内が映る…
ん…ガラスには…店内奥に、木目の立派な扉が見えた…
「扉…?」
『…お客様…そちらの扉が見えますか?』
店員が…扉の前に歩みより…鏡のようなガラス越しに話しかけてきた…
俺は…振り返り…扉を確認した…