ドリームSEXカフェ
第9章 視線の快楽
「で?大渡さんは…」
『何ですか…』
熊谷は俺の前に来て…ジロジロ見て…
「…大渡さんって…何歳?やけに落ち着いて見えるけど…」
は…歳?
『…27…ですけど…』
「は?27!!!」
熊谷はさらにジロジロと俺を見ながら驚いた…
『……変ですか…』
「いや…俺より年上かと思ったから…敬語とか…
……うける」
は?うけるって……
『…熊谷さんは…何歳なんですか!』
ケラケラ笑いながら…サラッと答えた…
「俺?…30」
な!!!なっ!!!
俺は…熊谷の容姿を見て…驚く…
若い…確かに…
俺の方が…年上に見えなくもない…
スーツだから…
って事にしといてやる…
「…しかし、その歳で見合いって…
…彼女とかいないわけ?」
…彼女…
『…いません。
忙しいし、作る暇ないです』
熊谷はテーブルの上のカメラを手に取ると…
レンズをこちらに向けた…
「……へ〜…
大渡さんは…レンズを通すと…綺麗な…顔になるね…」
『は?何言ってるんですか!』
俺は…呆れながら…ソファーに座った…
テーブルの上には…
何枚かの写真が…広げられていた…