ドリームSEXカフェ
第9章 視線の快楽
「それ…俺の作品…」
綺麗な女性の横顔や…全身の写真…
女性の全裸の写真…
しかし、まったく…エロくない…
『…綺麗ですね…』
はっ!!!
自分でもビックリした…
芸術作品…そう…思った…
「さんきゅ…」
レンズ越しに…低い声で…お礼を言う熊谷は…
少し…キリリとした目になっていた…
『……芸術作品…って感じですね…
…俺は…ただの見合い用なので…相手に好印象になる写真でいいですから』
カシャ…
『は?まだ…』
「…練習…」
熊谷は…角度を変えながら…何度かシャッターを押した
なんだか…レンズ越しに…
熊谷が俺を見ていると思うと……緊張してきた…
「…ハハハ…大渡さん…緊張してるの?肩の力抜いて…」
『…ばっ!緊張なんかしてません!いつまで…試し撮りしてるんですか。』
熊谷はクスクス笑いながら…シャッターを押す…
「…結構…綺麗な顔してるよね…大渡さん…
俺…男は撮らない主義なんだけどさ…何か…平気だわ」
『…カメラマンが…客、えり好みしないでください。』
「言うね…」
俺は…部屋を見渡し…
スタジオの中を歩いた…
ちゃんとした撮影場所をみつけると…そこに急いだ
『…熊谷さん…早く撮ってください』
ヤレヤレといった感じで…カメラを固定すると…
椅子に座るようにうながされた