ドリームSEXカフェ
第10章 各駅天国
―――――――――――…
プルル…プルル…
『お客様…』
はっ…
『お客様…電話が鳴ってますよ?』
周りを見渡すと…カフェの中に…いた…
『え?電話?』
手に握られたスマホが着信音が聞こえた。
『はっ!あ!すみません』
ピッ
『もしもし…』
【早く出ろよ!ノロマ!!!】
『厘…子?』
【つーか今どこ?】
…夢から覚めたばかりで…電話の内容についていけない…
『えっ…あ…いや…』
【は!ハッキリ言って?
つーか私、今〇〇駅だけど〜友達と遊び過ぎてお金ないんだ〜帰りの電車代ないから…今すぐ来て?】
『……今?』
【あったり前でし?お金ないし!!!お姉ちゃん、近くに買い物頼まれたの聞いてたし!つーか帰ってても来て】
…こんなのが…ここ何年も続けばあんな夢…見ちゃうか…
『解った…駅で待ってて』
【早く来て!!!】
『あっ…厘子…聞きたい事あるんだけど…』
【何?】
『…聡さんとは…うまく行ってるの?』
【……あぁ…お兄ちゃんとは…別れた。
…なんか…ウザくなってきたし!初体験早く済ませたかっただけだし…別に好きじゃないし。あっ!!!お姉ちゃん好きだったよね!!!あげるよ!!!っー事で早く来いよ】
プープー…
『そんな…』