ドリームSEXカフェ
第12章 癒しの蝶
「〜っと、今日も一日お疲れ様でした。明日もまたお願いします。」
ミーティングも終わり…
更衣室がガヤガヤと賑やかになった…
「レミさんは今日もアフター断ったんですか?」
「え〜もったいな〜い」
「指名ある人は余裕ですね〜」
「私はこれからアフターで〜す。」
『ハハハ、何かね…気乗りしないんだよ〜。ミクちゃんはアフター頑張ってね。』
「はぁ〜い。じゃぁ、レミさん!お先しま〜す。」
若い彼女達はワイワイ帰って行った…
『はぁ〜若いな…』
「何言ってるの?歳代わらないじゃない!」
三年前に同じ時期に入ったレイカが笑った。
「さてと、私達も出ましょうか?」
『は〜い』
更衣室の電気を消して、私達は店を出た。
レイカとは店を出てすぐに別れた。
私は深夜の町を歩き…帰る…
歩いていると…
何やらいい香りがして…裏路地に目を向けた…
ネオンの光もまばらな裏路地で…浮かび上がる…不思議な店
香りと好奇心に引かれ…店の前まで来てしまった…
『【ドリーム∞カフェ】…カフェ?こんな時間に?え?』
驚いていると…
ギィっ…とドアが開き…
店員らしき女性が顔を出した。
『いらっしゃいませ。
…今、ちょうどパンが焼き上がったので…食べて行かれませんか?』
香ばしい香りに…
グググ〜っとお腹が鳴った