ドリームSEXカフェ
第13章 選択の手紙
阿部はグラスを握り…
『…止められなかったの…お兄ちゃんが好きで、好きで…気持ちのブレーキが効かなかった…』
頬を赤らめ…好き…と言う気持ちが…伝わってきた。
『そして…ここのカフェで…願望を体験したら、さらに好きって言う気持ちが…大きくなって…お兄ちゃんも同じ気持ちなら・・・・・・
愛してほしいって・・・・・・・』
阿部は…微笑み…幸せを噛み締めていた…
「…ここで…願望を体験って…なんだ?」
『ここの正式店名は
【ドリームSEXカフェ】
お客の心の奥に隠れている願望を体験できる…不思議なカフェ』
阿部は店の話をしたが…俺はちっともついて行けなかった
『畠山君も…何かしら願望があったから、このカフェが見えたし…入れた。
私は…おまけで入れたようなものね。』
阿部はクスクスと笑いながら俺を見た…
「願望か…
・・・・・・俺は小さい頃から姉さんが好きで…変な感情を持ってる。阿部と似てるかもな…
でも、解んねーんだよ!!!
感情のまま…突っ走って…
皆を不幸にしたらって…誰も幸せになれないんじゃないかって!」