ドリームSEXカフェ
第13章 選択の手紙
阿部の表情も少し暗くなった…
『私はね…中二で、勢いでお兄ちゃんに感情をぶつけたの…お兄ちゃんは、困ったと思う。
でも…一緒にどこまでも行こうって…言ってくれた。
・・・・・・私たち兄妹には…地獄が待ってると思う。
この関係がばれた時…家族も、友達も、学校も職場も…全てが崩れる…
私達にはお互いしかのこらない・・・・・・・
それでも・・・・・・いいって・・・・・・・・私達は覚悟してる。』
阿部の目は…真剣で…
揺るぎない物がそこにはあった…
覚悟…簡単に出た答えではないだろう
「俺は…まだフワフワとしか考えてなかったな…」
フッと店の奥の大きな扉が開くのが見えた…
『…畠山君も…願望を体験して…その後に残った感情で行動してみたら?』
「阿部は…今…幸せか?」
『えぇ。』
阿部は俺を開いた扉の前に案内した。
廊下の奥に…俺の願望がある…多分…姉さんとの…情事だ…
スッと足が前に進み…
扉の向こう側へ入った……
『畠山君…
夢をリアルに、リアルを体に』
阿部の声が背中から聞こえ…扉は…閉まった。