ドリームSEXカフェ
第13章 選択の手紙
「ここは…」
部屋に入り俺は息を飲んだ…
姉さんの部屋…
ここは自宅の…姉さんの部屋…
しかし、雰囲気や臭いは姉さんのモノだが…
どことなく違う感覚もある…
俺が作り上げた願望の部屋…なのか…
俺は姉さんの部屋をソワソワと歩いた…
小さい時は…一緒に寝たベッド…
ままごとが好きだった姉さんに付き合って、遊んだテーブル…
あの頃は姉さんが大好きと公言しても…誰も白い目では見なかった…
ただ微笑ましいと光景でしかなった…
俺は姉さんのベッドに腰をかけ…ため息をついた…
いつからかな…姉さんを好きだと、声にださなくなったのは…
ガチャ――――――…
ビクッ!!!っと入口を見ると…
驚いた顔の姉さんがそこに立っていた…
『……勇気…どうしたの?』
あ…姉さんの部屋に俺がいるんだよな、そりゃあ驚くか…
夢?なのか?やけに姉さんの反応とかリアルだな…
「あ…いや…ちょっと話があって」
『な〜に?変な勇気』
笑いながら上着を脱いで、ハンガーにかけた
「いや…」
俺は…どう切り返せばいいかわからないまま…テーブルを見つめる
『なに?お父さんやお母さんには言えない話し?
何したの?お姉ちゃん聞いてあげるから言いな?』