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ドリームSEXカフェ

第14章 記憶と少女〜選択の手紙〜

中二になり…成長の遅い私にも…


初潮が来た…




私は…やっと…女になれたと…喜んだ…



兄の言う…子供ではなくなった…と…





しかし、体の変化と共に…私に対する兄の態度は…冷たく…離れていくみたいだった




ある日…

「一人暮らしをすることにした…」


と…兄から告げられ…


兄は家をでていった…







兄がいない家に…一人…


冷静に考えて…考えて…


考えて…




それでも…私は…兄への気持ちは…抑え切れなかった…


毎日ノートに兄への思い、望み、希望、謝罪、感謝、未来を…書いた



書かないと…
…何かに吐き出さないと…気が狂ってしまいそうだった…



多分…あの頃の私は…壊れていたのかもしれない…


兄に会いたい気持ちが、ノートに収まらず…
書き出したノートの一部を破りと取り…便箋にいれ…

兄に…会いに行った…




アパートを探し…


兄に…気持ちだけでも伝えないと…と…手紙を握り走った…



住所を頼りに…アパートに着いた私を…兄は…



「帰れ…母さんと父さんが心配する…」


と…中にも入れてくれなかった…




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