ドリームSEXカフェ
第16章 図書室の鍵
『…分かってるよ…
私の体は…今日…四万円で売る事にしたわ…』
「四万円って…」
入札した本の貸出カードポケットに石田は…鍵を入れた…
「鍵…まさか、図書室の?」
石田は受付から立ち上がり…
その本を一人の先輩に渡した…
『…では、本日の図書室貸出時間を終わります…
今から、本の整理と棚の整理をします。皆さん図書室から出てください。』
先輩や先生たちは…ぞろぞろと図書室から出ていった…
俺は…その場を…動くことができなかった…
『…紺君も…』
「…な…なんなんだよ…」
皆が図書室を出て行くと…
石田は…図書室に…鍵をかけた…
『…入札した人間だけが…ここに入れる仕組みなんだよ…』
石田はクスクスと笑いながら…受付の本を整理し始めた…
「石田…いつから…こんな事…」
本を抱え…一つ一つ棚に戻しながら…石田は答えた…
『…いつからかな…入札の形にしたのは最近…
…でないと…割に合わないから…』