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ドリームSEXカフェ

第17章 ルージュの唇

『ん…陸…』


波希の可愛い声が…俺の唇にかかる…



何故だろう…リアルの波希は視覚的に魅力的だったが…



こうして唇を重ねる波希は…内面が魅力的だと感じている自分がいた



クチュ…ペチョ…


舌を絡ませながら…波希の全てを感じたくなった…



「波希…キスだけじゃ…止まらないかも…」



『///陸…でも…


こんな…体じゃ…冷めちゃうでしょ?』




ハラリ…と…波希の体から…毛布が落ちた…




………ん?





そこには…





さっきまで…ガリガリだった体はなく…




現実の世界の波希と同じ…




グラマラスでスレンダーな体が現れた…







「…波…希?…その…体…」



波希は自分の体が変わっている事に気がついていないのか…


瞳をギュッと閉じ、胸を隠すように自分を腕で隠す…



『…やだ……やっぱり…』


「波希…綺麗だよ…」



『…嘘』


「嘘じゃない…見て?」



俺は、波希を鏡の前に立たせた…




「波希、大丈夫…
…鏡…見てごらん?」




肩がビクッと怯え…


固くなる…



怖いのだろう…



やせ細った体が脳裏に焼き付き…


目を開けることが出来ないのだ…




「波希、怖くないよ…
鏡の中の波希も、俺の腕の中にいる波希も…俺は全部受け止めて…抱きしめるよ

…不思議だね…会って数分なのに…俺は波希に夢中だ…


波希…好きになってもいい?」




『陸……』

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