ドリームSEXカフェ
第18章 確認キス
『尚、これどぅ?』
松太は俺が着用するキャラクターのマントを広げて、肩の装飾を見せた。
「お〜っすげぇな!」
黒いマントの肩の装飾は松姉のこだわりの一つらしく…金と銀の刺繍で紋章を縫い込むという手の入れよう
俺の方も、ここ何ヶ月とミシンと向き合うことで…母親よりミシンの扱いがうまくなってしまった…
「…こっちのは、シャツのフリルを縫って終わりだ」
『尚は、ミシン上手くなったね。』
シャツのフリルを確認しながら松太は俺を見た。
「ま〜な。今なら簡単な服なら作れるぜ!」
『後は、出来た服に…地道に装飾や小物を着けて…出来上がりか』
「長かった…」
春からズーッと夏のフェスティバルに向けてやってきた…
受験生なのに…
しかし、この経験や作業のおかげで…俺と松太は進路が決まった…
服飾関係の高校に行くことを決めたのだ…
趣味が仕事にできればいいなって…春先に二人で話してて、そのまま進路につながった…
その点に関しては、松姉に感謝したい