ドリームSEXカフェ
第21章 子犬を探して
「大丈夫ですか?顔色わるいですけど…」
犬は…放心状態の私に話し掛ける…
『……』
私は犬を見上げた…
「隣いいですか?」
犬は大きなモフモフの体で私の隣に座った…
モフっと体に当たる素材は…今の私には優し過ぎる素材だった…
私は着ぐるみの胸の辺りに顔を寄り添わせた…
『あったかい…優しい…』
「あ……ど〜も」
私は着ぐるみの胸に顔を埋めた…
「えっ?あ…大丈夫ですか?気分悪いとか…?」
首を振る…
「足、くじいた?」
首を振る…
「男に振られた?」
首を振る…
「…お姉さん…何があったの?」
私は顔を埋めたまま…泣いた…
涙が溢れて声にならなかった…
犬は…そっと背中に手を当てて優しく撫でてくれた…
私が…泣き止むまで…