ドリームSEXカフェ
第23章 ママ友とお茶会を
俺は渡されたおしぼりで額の汗を拭く…
若い時は、おしぼりで顔とか首とか拭くのはオッサンだ!!!と思っていたのに…
いつの間にか…オッサンになっちまったなぁ〜
しかし、おしぼりでサッパリしたのは確かだし…誰もいないから…いいかっと…もう一本を掴んだ…
ん?さっきから…視界に入る大きな扉…
デザインはシンプルだが…不思議と魅力的な扉…
『…その扉…気になりますか?』
オーナーに声をかけられ…少しドキッとした…
「えぇ…素敵な扉ですね。奥には何が?」
『ここは【ドリームSEXカフェ】…
お客様の願望を体験出来る不思議な空間…
お客様の心にひっかかる…何かの答えが有るかもしれませんよ?』
ドキッ…ひっかかる事…
脳裏に妻、彩子の事が浮かんだ…
彩子に限って…と、思ってはいても…モヤモヤした感じは常にあった…
俺は扉の前に立った…
「すこし、確認したいことが有るんです…白黒ハッキリさせるキッカケになれば…」
俺は両手で扉を開けた…
『…キッカケですか…
では…夢をリアルに…
………リアルを体に……』
カウンターのオーナーの声は不思議と暖かく…
未知の経験で緊張していた俺をリラックスさせた…
「よし!」
俺は一歩を大きく踏み出した!!!