ドリームSEXカフェ
第26章 ウエディング・ベル
妊娠3ヶ月…
まだお腹の膨らみは目立たないが…
確かに私の中で新しい命が育っている…
妻になる喜び…
母になる喜び…
私は一度に二つの喜びを手に入れる…
でも…女の喜びを…忘れそうになる…
私は、日陰を選び路地裏を歩く…
喉が渇いた…
『…カフェ…
【ドリーム∞カフェ】…最近出来たのかしら…
ちょうど良いわ…休もう…』
私は、カフェのドアを開いた…
ギィ―――――――…
『いらっしゃいませ』
カウンターから女性オーナーが声をかけてきた
店内に客はおらず、涼しい室内に心地好いBGMで私は、ホッと一息着いた…
『どうぞ…』
オーナーに進められた席に座りメニューを見た。
『すみません…
妊娠中なので、カフェインがない飲み物をお願いできますか?』
『そうでしたか。かしこまりました』
オーナーはカウンターに戻り準備を始めた
落ち着く…
心地好い風がふわっと頬を撫でる…
風?
見えない風を目で追い掛けると…
大きな扉があった・・・