ドリームSEXカフェ
第26章 ウエディング・ベル
『扉・・・・?』
『お客様は、あの扉が見えますか?』
オーナーの声にハッとしたが…扉から目を放すことが出来なかった…
『素敵な扉…とても魅力的だわ…』
『そうですが…
ここの正式店名は【ドリームSEXカフェ】です。
お客様の願望を体感できる不思議なカフェ…
お客様の中にある…願望…心残り…譲れない何かが、あの扉の奥にはございますよ?』
『心残り…譲れない…もの』
オーナーはカウンターから出ると大きなな扉の前に立ち…手を差し出した
私は、その手に惹かれて…扉の前に立つ
『…願望のままに…
…夢をリアルに……
………リアルを体に……』
扉が静かに開き…
長く続く廊下が見えた…
ギギ――――――――…
――――――――…バタン