ドリームSEXカフェ
第29章 夢見るパートナー
『あのカフェ…
翔!いってるかも!!!』
私は、カフェのドアを開けた
ギィ――――――――…
『いらっしゃいませ。
あら…』
カウンターからオーナーが声をかけた
『あの…翔…ぃゃ…猫!黒い猫…また、迷い込んでませんか?』
オーナーはクスクスと笑い…
『来ましたよ。あの奥の扉に…入って行きました』
扉…?
カフェの奥には大きな黒い扉があった…
『翔が?あそこに?』
『ええ…
ここはお客様の願望、妄想を叶えるカフェ【ドリームSEXカフェ】
翔さんは、あの中で貴方を待っていますよ…』
翔が…私を待っている?
願望が…叶う…
翔は…何を…願ったのかな?
私は恐る恐る…扉に近づき…
ゆっくり扉を開けた…
『二人の夢を叶えるのは…珍しい事ですけど…
たまには、いいでしょう。
…夢をリアルに、リアルにを体に…』
オーナーの声は、
優しく私の背中を押してくれた…