ドリームSEXカフェ
第29章 夢見るパートナー
私は翔に抱きしめられ…少し落ち着いた…
「落ち着いたか?」
『うん…
翔が…もう歳で…私を置いて死んじゃうんじゃないかって…毎日、不安だったの』
翔はフッと鼻で笑った
「だと思った…すんげぇ勘違いしてるなぁ〜って」
『だって…
雑誌の引っかいた場所…
“ペットの供養”って…』
雑誌を引っ張り出し、ページを開き…
翔が引っかいた所の下の広告を見せた
「はぁ?
///俺は////その上を博子に読んで欲しかったんだよ!」
翔は引っかいた場所を指差した…
『ん?引っかいた…場所?』
翔が引っかいた場所には
“ペットと行ける温泉旅行”
の広告…
翔が引っかき過ぎて…
読み難くなっていた
『え?温泉旅行?』
「そ…////俺はこっちをアピールしたつもりだったんだけど…」
『翔…
でっでも!!!毛並みは?
ここ最近ゴワゴワして…歳なのかな?って…』
すると翔は自分の黒髪を指でつまみ…私を睨んだ!!!
「そう!!!毛並み!!!
博子!!!シャンプー変えただろ!!!
あのシャンプー!!!俺には合わない!!!
なんで気がつかないかな?いきなりゴワゴワしないだろ普通!!!」
え?あ…
『え―――――――!!!
それだけ?』
「それだけって!!!博子テメー」
翔はプイッとそっぽを向いた
『やだ!ゃダ…よかった…全部…勘違いで…よかった…』
私は今までの緊張がフッと取れた感じがした…