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先生とあたしの関係。

第2章 *二人だけの教室*


「ん、どーぞ」

助手席の方の扉を開けてくれた。
「あ、ありがとうございます」
「よしっ、えーっと、どっちに曲がるか言えよー」
「はい」


ーーー

「わざわざありがとうございました!!」
「いえいえ。じゃあまた明日な~」
と言って行ってしまった車。

“また明日”かぁ。

近いようで遠い言葉。
だって恋人同士になれたとはいえ、
あたし達の関係は…

生徒と教師であるのには変わりないんだもん。

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