先生とあたしの関係。
第1章 *あたしの好きな人*
「はい席に着けー」
滝神先生がきた。
「おっ、朱里の王子様登場ですか♪」
と言い残し、結衣はあたしの席から自分の席へと移動した。
「あー、だるいなー。めんどくさいけど授業始めるぞー」
先生は本当にそういう発言が先生らしくない。
「せんせー!イッケメーン!」
「だるいってなんなのぉ~」
「めんどくさいとか(笑)」
みんながケラケラ笑って先生に話しかける。
人気だなぁ。
「だるいもんはだるいんだよっ。
よしッ、さっそく教科書87ページ開いてー」