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第2章 土曜日



シュンッ


――!!!

奴はナイフを持っていた手を振り回した。
基樹は間一髪で逃れたが、基樹の頬にかすり傷が出来てしまった。


「…は…速い…」

奴の瞬発力はハンパない。それが、今の攻撃で十分に分かったのであった。


「……」

基樹はポケットに忍ばせておいたサバイバルナイフをゆったりと出した。

奴に気付かれぬように。

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