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私のオネエちゃん

第10章 両想い



真子「外で待ち合わせるの?」

恭平「そう」



その日の夕方
日曜日の予定を決めていた真子と恭平
しかし
恭平は一緒に家を出ずに
外で待ち合わせ出かける事にした
何故なら…



恭平「大丈夫だと思うけど、一緒に出る
と怪しまれるかもしれないだろう」

真子「…そうだけど」

恭平「それに、待ち合わせた方がデート
らしいじゃん」

真子「それもそうだね」

恭平「決まり、どこ行きたいか決めとけ
よ」

真子「うん、あっ…お兄ちゃん」

恭平「?」

真子「ずっと…気になってたんだけど…
どうして私が原因だったの?」

恭平「何が?」

真子「その…女装っていうか…女の人に
興味がなくなったの…」

恭平「…」



恭平が突然
女装するようになった理由
旅行の時、何気なくその理由を聞いたら
自分がこうなった原因は
真子にある、真子のせいだと
そう言われた

しかし
どんなに考えても
自分には恭平がそうなった理由はわから
なかった



恭平「真子、あの時の事覚えてる?」

真子「あの時?」

恭平「真子が初めて、俺に告白してくれ
た時の事」


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