私のオネエちゃん
第2章 再会
真子「ねえお母さん、ここに置いてあっ
たドライヤー知らない?」
由美子「ドライヤー?」
真子「見当たらないんだけど…」
恭平「ごめん、今朝俺が使って…あった
あった」
真子「もう上がったの?」
恭平「うん、それより真子、こっち来て
髪乾かしてあげる」
真子「…うん」
床に座り
恭平に髪の毛を乾かしてもらった真子
肩まである真子の髪の毛を恭平は
慣れた手つきで優しく
乾かしてくれた
恭平「真子の髪、いい匂いがするね」
真子「えっ!?」
恭平「シャンプー、何使ってるの?」
真子「普通の…だけど…」
恭平「普通のか」
真子「…うん」
怒ってたかと思えば
急に優しくなったり女の子らしい質問を
してきたり
恭平が一体何を考えているのか
全くわからなかった
真子「…」
恭平「ねえ真子」
真子「何?」
恭平「来週、久しぶりに買い物行かない
?買いたい物があるんだ」
真子「行く行く!!絶対行く!!」
恭平「じゃあ決まりな」
真子「うんっ!!」
由美子「…」