私のオネエちゃん
第14章 別れの時
真子「…」
幸「お兄さんから連絡ないの?」
真子「…うん」
引っ越しやら何やらで
まだバタバタしてる時期だからと
真子は恭平へのメールや電話は一日一回
だけにしようと
決めていた
しかし
いくら忙しくても
二週間も連絡がないのはおかしかった
幸「ねえ、お兄さんの引っ越し先、わか
らないの?」
真子「知ってるけど…それがお母さん…
由美子さんの実家で九州なの…」
幸「九州か…そう簡単に行ける距離じゃ
ないね…」
真子「…」
休みを利用し
一度は会いに行こうとも考えたが
金銭的な面で無理があるし
学校がある為
行ってもすぐ戻らなければいけない
そんな強行旅行な為
父に資金面での援助を頼む事は
出来なかった
ケイ「真子、元気出して!!真子は笑顔
が一番素敵」
真子「ケイ君…」
幸「そうだよ真子、笑顔笑顔」
真子「そうだね…うん、ありがとう」