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私のオネエちゃん

第14章 別れの時



真子「…相変わらず…返事なしか…」



学校帰り
ちょっと寄り道をして
小さい頃によく恭平と遊んだ公園に寄っ
た真子
公園の遊具など
あの頃と比べて変わっていなかったが
大きかった遊具も今では小さく感じ
遊びづらくなっていた



真子「はぁ…」



ブランコに座り
少しだけ遊んでみた真子
夕方の遅い時間だけあって公園にはもう
真子以外の子供達の姿はすっかり
なくなっていた



真子「…」



空は段々と暗くなり
少しずつだったが雲が増えてきていた
そういえば
天気予報では夕方から局地的に
大雨が降るなんて気象予報士が言ってい
た気がしたが…



真子「…あっ…雨だ」



そうこうしてる間に
小雨だったが雨が降り出してしまった
雨が降る事は天気予報でちゃんと
聞いていたのに
傘を持って出なかった真子
その結果…



真子「…寒っ」



近くにある
屋根付きのベンチで雨宿りした真子
しかし頭から足まで全身、濡れてしまい
風も吹き始めていた為
少し肌寒かった



真子「…」


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