私のオネエちゃん
第14章 別れの時
真子「だいたい…」
海斗「…」
真子「だいたい海斗には関係ないじゃん
私とお兄ちゃんの事なんだからほっとい
てよ…」
海斗「ほっとけるワケないだろう…」
真子「なんでよ…友達だからってそこま
で心配する事」
海斗「友達だからじゃない」
真子「…!?」
海斗「友達だからじゃない、好きだから
だよ」
真子「好きって…」
海斗「真子、俺はお前が好きだ」
真子「…」
突然の海斗からの告白
ずっと友達だと思っていたのに
男として意識していなかった海斗に告白
されるなんて…
真子「…海斗…でも」
海斗「わかってる、真子がお兄さんの事
好きだって…」
真子「…」
海斗「でも俺を…俺を見てくれ」
真子「海斗…」
海斗「お兄さんじゃなく…目の前にいる
俺を見てくれ」
真子「…」
海斗からの告白に
真子は返事をする事が出来なかった
離れ離れになっても真子が好きなのは恭
平
その気持ちに嘘、偽りはない
しかし海斗の告白に真子の心が気持ちが
揺れたのは確かだった