私のオネエちゃん
第2章 再会
恭平「俺の気持ちはあの時から変わって
ないよ、真子は俺にとって大事な妹だし
今も…これからも、その気持ちは変わら
ないよ」
由美子「…ならいいけど」
恭平「母さん、ちょっと心配しすぎじゃ
ない?」
由美子「…そうね、ごめんなさい」
恭平「…」
少し優しくするだけで
母は自分が真子を好きなのではと勘違い
してしまう
母は真子が自分を好きだった事
真子が自分に告白しフラれた事も知って
いる
だから余計、不安になるのだ
いつか、いつかこの幸せが壊れてしまう
のではと…
恭平「…」
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そして
約束の日になった
真子「お兄ちゃん、今日はその格好で行
くの?」
恭平「うん、何か変?」
真子「ううん、ただ…かっこいいなって
あっ、別に変な意味は…」
恭平「わかってる、ありがとう」
真子「…」
女物でなく
男物でかっこよく決めていた恭平
男の格好をした恭平を見るのは初めてで
はないが
やっぱり恭平はかっこいい
一緒に並んで歩くのが恥ずかしくなるほ
ど
素敵だった