私のオネエちゃん
第3章 ヤキモチ
真子「お兄ちゃん、席空いてるよ」
恭平「…ありがとう」
いつもより
早く出たおかげで
席に座る事が出来た真子と恭平
家を出る前に二日酔いの薬を飲んで出た
ものの
恭平の頭は
まだ少し痛むようだった
恭平「…痛っ」
真子「大丈夫?」
恭平「…大丈夫だよ…それより寝不足で
授業中寝そう…」
真子「着くまで寝たら、私起こしてあげ
るから」
恭平「うん…ありがとう…」
真子「…」
学校まで40分
少しの時間だったが恭平は眠る事にした
バスが揺れる度、恭平の頭は前や後ろ
左右にゆらゆらと揺られ
最終的に…
真子「!?」
恭平「…」
真子「…」
最終的に
恭平の頭は真子の肩で落ち着いた
気持ち良さそうに眠る恭平の顔は本当に
綺麗で肌は白くてツルツル
髪の毛はサラサラで
いい匂いがした
真子「…」
ちょっとだけ
そのつもりで恭平にもたれ目を閉じた真
子
しかし
その結果…
真子「お兄ちゃん、ごめん…」
恭平「いいから…走れ!!」
真子「…うん」
結果
乗り過ごしてしまい
学校まで全速力で走る事になってしまっ
た