私のオネエちゃん
第3章 ヤキモチ
奈々「部活の方は?相変わらず?」
真子「…はい」
奈々「でも元気そうで良かった」
真子「…」
恭平「真子」
真子「お兄ちゃん?」
奈々「あれっ…お兄さんいたっけ?」
真子「実は」
海斗「危ない!!」
真子「!?」
その時
話しに夢中で気づかなかったが
コースから外れたバスケットボールが
勢いそのままに真子の方に
飛んできたのだ
真子「…んっ…あれっ…」
突然の事で動けず
体を小さくし衝撃に備えた真子
しかし、いくら待っても痛みを感じる事
はなく…
真子「あっ!?」
恭平「…痛」
真子「お兄ちゃん!?」
間一髪
恭平が身を呈し
守ってくれたおかげで
真子の体にバスケットボールが当たる事
はなかった
恭平「大丈夫か?」
真子「…うん…でもお兄ちゃんが…」
恭平「俺なら平気…平気だよ」
真子「…お兄ちゃん」
海斗「すいません…俺がちゃんと受けな
かったから…」
恭平「…次からは気をつけろよ」
海斗「…すいません」
真子「…」