私のオネエちゃん
第5章 家族旅行
真子「はっ…早く言ってよ!!」
恭平「ごめん、俺も今さっき気づいたか
ら…」
真子「…」
大股ではないが
いつものように歩き回っていた真子
しかし、いつもの服と浴衣では乱れ方が
違い
帯が緩かったのか知らぬ内に中の下着が
少し見えていたようだ
真子「もう…着なきゃよかった…」
恭平「そうかな?かわいいし似合ってる
と思うけど」
真子「に…似合ってるって…この状況で
そういう事言うかな…」
恭平「この状況?」
真子「何でない」
恭平「…」
真子「…ねえ」
恭平「何」
真子「ずっと…気になってたんだけど…
お兄ちゃん…いつからなの?」
恭平「いつからって?」
真子「そういう…女の子の服を着るよう
になったの…」
恭平「…」
真子「お兄ちゃん?」
何気なく
聞いた事だったが
難しい質問だったのか答えたくないのか
恭平はしばらく黙っていた
真子「…ごめ」
恭平「真子のせいだよ」
真子「えっ」
恭平「俺がこんな風になったの…」
真子「お兄ちゃん…」
恭平「…」