テキストサイズ

私のオネエちゃん

第7章 過去との決別



真子「久しぶりに走った時…痛くなって
それ以来…もうグランドでは走れなくな
って…」

恭平「真子…」

真子「完全に思い込みなんだけど…」

恭平「…」

真子「それでね…お兄ちゃんにお願いが
あるんだ」

恭平「お願い?」

真子「うん…あのね…」



前に進む為
過去とちゃんと向き合う為
真子は今までずっと先延ばしにしていた
ある事を明日
恭平に協力してもらい
やる事にした
それは…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



先生「本当に…それでいいんだな」

真子「…はい」

先生「…わかった」

真子「じゃあお願いします」



放課後
真子は先生に頼み
夕方、恭平と一緒にある場所へ入る許可
をもらった
過去と向き合い
前に、先に進む為に入る場所
それは…



真子「…!?」

恭平「ごめん、遅くなって」

真子「ううん、大丈夫…」

恭平「どこ?」

真子「…あっち」



恭平と待ち合わせ
二人で一緒に向かった場所
それは今日の今日まで、ずっと避け続け
ていた
陸上部の部室だった


ストーリーメニュー

TOPTOPへ