
私のオネエちゃん
第8章 告白の結末
海斗「はぁ、今日も疲れ…んっ?」
幸「…」
真子「…」
海斗「真子?」
部活を終え
一人、学校を出た海斗
寄り道せず真っすぐ帰るつもりだったが
偶然にも
海斗は見てしまった
地面に座り込み、今にも泣き出しそうな
真子の姿を…
真子「…」
幸「どう、少しは落ち着いた?」
真子「…うん…ありがとう」
幸「でも…お兄さんにはビックリだよね
いきなり彼女とか紹介しちゃって…」
真子「…そうだね」
幸「あっ、でも女の人と付き合えるなら
真子にも可能性が、真子?」
真子「…っ」
幸「真子、何泣いて…」
真子「無理だよ…無理なんだよ…」
幸「無理ってそんな…」
真子「フラれちゃったの…告白したけど
頑張ったけど…ダメだった…」
幸「…真子」
真子「バカだよね…もしかしたらって…
もしかしたら…今度こそ付き合えるかも
なんて…その結果がこれだもん…最悪…
最悪だよ…」
幸「後悔してる?告白した事…」
真子「本当はしたくないけど…してる…
告白しなきゃ…妹ではいられたのにって
思ってる…」
