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私のオネエちゃん

第8章 告白の結末



真子「あの時…告白さえしなきゃ…」

幸「でもそれはそれで辛いよ?妹として
自分の気持ち押し込めて、ずっと一緒に
いるのは…」

真子「…」

幸「真子、お兄さんへの気持ち、無理に
忘れる必要ないからね、好きなら好きで
そのままでいいんだからね」

真子「幸…ありがとう…」

幸「…」



恭平への気持ち
無理に忘れる必要はないと言われ
ホッとしながらも
自分と恭平が兄と妹、家族である以上は
いずれ断ち切らなければいけない
想いである事に代わりはなく
真子の心は複雑
だった



海斗「…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



真子「…送信と」



その夜
真子は恭平にメールを送った
彼女の事、自分は妹として祝福すると
本心ではなかったが
これが
今の真子の精一杯の
強がりだった



♪~(着信)



真子「!?」



数分後
恭平から返事が返ってきた
しかし恭平からの返事はメールではなく
何故か
電話だった



真子「…もしもし」

恭平「もしもし…真子?」


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