私のオネエちゃん
第2章 再会
恭平「…」
学校へ向かう
真子の後ろ姿を見ながら
恭平はドアにもたれ深くため息をついた
女性の格好をしていたが、その姿は
まるで…
恭平「…格好悪っ」
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真子「はぁ…ドキドキした…」
自分と恭平
血の繋がりはないとはいえ
戸籍上は兄妹、家族になったのに
恭平の何気ない行動に真子の心臓は高鳴
り
今もまだ
ドキドキしていた
真子「ダメダメ、相手はお兄ちゃんなん
だしそれに…」
それに自分は
ずっと前に恭平に告白しフラれている
「妹にしか見れない」
妹じゃない時にそう言われ今では本当に
妹になってしまった
真子「早く忘れな…きゃっ!?」
女子「真子っ、おはよう」
真子「幸、おはよう」
彼女は
クラスメートで真子の友人
夏野幸(なつのゆき)
高校に入ってからの友人だったが
恋も勉強も何でも話し相談出来る大親友
だった
真子「…幸」
幸「何、何かあったの?」
真子「もう…聞いてよ~実はね…」